意外かもしれませんがインドネシアでは日本語を学ばれている方がたくさんいます。
そしてこの度、インドネシアの大学にカリキュラムとしてSailを導入していただくことが決まりました。
1.世界第2位の日本語学習者数
少し古いデータにはなりますが国際交流基金が2017年に発表されている2015年度のインドネシアの日本語学習者数は約75万人であり世界第2位の人数となっています。
また教育機関数も2,496でこれも世界第2位です。
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参照)国際交流基金:インドネシア(2017年度)
インドネシアは中等教育、主に高校で第二外国語の選択科目の一つとして日本語を履修することができます。インドネシアと日本は歴史的背景や経済的つながりから以前より日本語教育はされてきましたが、近年ではマンガ、アニメへの興味、関心などの影響からも日本語は人気があるようです。
大学では日本語学科が設置されているところもありますし、日本語の専門学校のようなところもあります。
このようにインドネシアでは日本語は積極的に学ばれています。
2.インドネシアにおける日本語学習の問題点
一方で、日本語教育の実施にはまだまだ課題があると言われています。
その一つが教師の質です。多くの教師がインドネシア人で、日本に行ったことがなかったり、日本の文化をよく知らずに情報不足のまま教えている現状が一般的に指摘されている点です。
ネイティブ日本人教師の割合は中等教育で2.3%、高等教育で8.0%と非情に低くなっています。
近年はインターネットから簡単に情報収集は出来ますがやはりネイティブの発音や正しい文法、日本の生活習慣や商習慣といったものは実際に住んだことがないと教えるのは難しいです。
3.Sailによりネイティブな日本の人との交流を
そこでSailを導入していただくことによりネイティブな日本の人との交流を盛んに行っていただき、日本語学習に活かしていただけると考えています。
Sailには4000人近い日本の人が参加していただいており、日々、世界の人との交流を楽しんでいただいています。
Sailを通じて日本の人と世界の人の交流の輪が拡げられるようにこれからも活動していきたいと思います。
