こんにちは!
Sailカスタマーサポートの三浦です!
Sailの異文化交流には、日本全国各地から、さまざまな所で活動されている方にご参加いただいていますが、高齢者施設からご参加いただいている所もあります。
今回は、“穏やかで、安心・快適な暮らし”
神奈川県寒川町の「ウェルライフヴィラ寒川一之宮」に伺いました!
【施設情報】
2015年9月に設立されたサービス付き高齢者向け住宅。
グループとしては5棟目の施設となる。
半年で20名ご入居者様が増え、現在では37名の方が入居されている。
特別なことはやっていない。毎日がスペシャル
大きなガラスドアが開くと、スタッフの方があたたかい挨拶で迎えてくれました。
施設に一歩足を踏み入れると、きれいに整えられたスリッパが目に入り、
清潔感漂う雰囲気は、居心地がよく、なぜか安心してしまう不思議な所でした。
ウェルライフヴィラ寒川一之宮は、今年の9月で設立からちょうど4年。
「最初は、少ない人数からのスタートですから、やりたくてもできないことがありました。半年経って少しずつスタッフもご入居者様も増えて、できることが増えてきて。現場のスタッフがやりたいことを発信してくれて、イベントなども開催できています」
運営責任者の中村さんは、開所当時のことを思い出しながら、まるで一瞬のように時が過ぎたという4年間を振り返りました。
そんな中村さんに、こちらの施設ならではの特別な出来事について聞くと「難しい質問ですねぇ」と笑いながらも、「毎日が特別です」と。
「強いて言えば、こちらにいらっしゃるみなさんが、自由に、好きなように行動できることは、大切にしています。それがいちばんかな」
(左から:運営責任者の中村さん、スタッフの小林さん)
季節のイベントはいつも楽しそうで、廊下にはみなさんの素敵な笑顔のお写真がずらり。
手の込んだコスチュームを身にまとった姿や、鮮やかな飾り付けが印象的なお写真。きっとイベントに力を入れていて、イベントのお話を聞くことができるだろうと思っていた私の予想をよそに、スタッフの方は何よりも「日常」を大切にされていました。
スタッフのこれからが楽しみ
「これからスタッフがどのように育っていくか、とても楽しみです。やっぱり、良い施設をつくるためには、スタッフが安心して長く働けるように環境を整えること。それが私の仕事だと思っています」
現在、現場のスタッフの方は15名。
早番、日勤、遅番、夜勤の勤務に、シフトで交代しながら入ります。
スケジュールは1時間ごとに割り振られており、全員がマルチに動けるように予定組みがされていますが、小まめな情報共有は欠かせません。
そこで使用するのが、スケジュール確認、引継ぎ用のメモなどができるシステム。スマートフォンを持ち、随時記録を残し、全員で確認できるようになっています。
さらに、全員が情報共有がしやすいよう、状況によってノートを使うなど、誰でも働きやすい環境づくりへの工夫が垣間見えました。
現場スタッフのみなさんは、廊下ですれ違うと、素敵な笑顔で挨拶をしてくれ、何度すれ違っても変わらず笑顔で挨拶をしてくれました。
いざと言う時に、地域に頼ってもらえる存在へ
今後の目標は、「何かあった時に地域の拠点となれる施設」
災害時などに地域の方に安心して利用してもらえる場所でありたいと、中村さんはおっしゃっていました。
この日も、入居者様のご友人の方が訪問に来られていたようで、入口で「また来るね」と手を振る姿を見かけました。
気軽に立ち寄れる雰囲気があるのか、半日の間だけでも、訪問に来る方を多く目にした気がします。
そうして、日ごろから“安心できる場所”として、いろいろな人が過ごしている。
スタッフのみなさんを大切にしていること、入居者様の「日常」を大切に、丁寧に過ごしていること、目の前の小さな事からひとつひとつを大切にしていることが、きっと、大きな安心感と、居心地の良さをつくっているのだろうと感じる場所でした。
